よみあげ(投げ銭供養)
《毎年7月海の日開催 瀬戸内市重要無形文化財》
※次回の投げ銭供養は2009年(平成21年)7月20日(月・海の日)開催予定です。
正式名称は「如法経法会(にょほうぎょうほうえ)」といいますが、
「よみあげ」または「投げ銭供養」の名で親しまれる約300年前(1725年ごろ)
から続く朝日寺ならではの伝統行事です。
朝日寺の檀家の方で戦没者及び初盆を迎える新仏の冥福を祈る法要で、戒名と俗名を読み上げ、
お賽銭を一斉に投げて供養するという全国的にも非常に珍しい風習の行事です。
故人にゆかりのある方々を中心に、地域の方々や中には遠方から足を運んだ歴史学者など、大勢の人で賑わいます。
この風習は尻海の水主たちが、亡くなった親兄弟、主人や仲間らの霊を供養するために、
志の小銭をひねり出したのが始まりと伝えられています。
午前9時 ゲストさんの法話が始まります。
(写真は2004年、バタン漂流記の著者で岡山県立博物館副館長の臼井洋輔さんの講演模様です。)
そして故人の位牌が祀られた祭壇を前に御詠歌隊による御詠歌が唱えられます。
その後、10人ほどの僧侶が登場し、読経がしばらく流れます。
読経が一旦終わると、いよいよ「よみあげ」です。
住職が
「○○院××××居士(戒名) 俗名●●●● 菩提のため 施主は□□(地区名)△△△△(施主の名前)、
父(母、夫…)のために志す。」
と戦没者、初盆を迎える方の順に読み上げていきます。
(読み上げる住職、手前は名誉住職、奥はテレビ局のカメラ)
読み上げると紙に包まれたお賽銭が一斉に内陣に向かって投げられます。
赤い毛氈(じゅうたん状の敷物)は、たちまち白い花が咲き乱れるように埋まってゆきます。

カメラを構える方や後方から投げられるお賽銭に前列の方が身を守る光景も見られ、
会場は終始暖かい一体感に包まれています。
すべてのよみあげが終わる頃には毛氈がほぼ完全に白いお賽銭で埋まります。
過去帳を全て読み上げ終わると、再び閉めの読経に入ります。
読経も終わると法会は終了です。
祭壇に祀られた位牌を各施主にお返しし、全ての参拝者は帰路につきます。
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