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朝日寺略縁起
養老2年(718年)法隆寺の唐僧智蔵上人が元正天皇の勅願で開基したことが、 朝廷の編修した延喜式という書物に書かれている。 七堂伽藍と十三院の大寺で、孝謙天皇の信任あつかった報恩大師(八世紀の人)の定めた備前四十八ヶ寺の中にもその名をとどめている。 少しくだった白河上皇院政時代の承徳2年(1098年)9月25日と日付の入った大土井出土の瓶には 「寺社として地方文化の教導に入り法華三昧を修し国家安泰、五穀豊饒を祈願す。」とある。
平安時代末期本坊を庄田字(あざ)旭(あさひ)に移し寺号を朝日寺(ちょうにちじ)と改めた。
以後檀越の尊崇をうけ僧坊として龍生院、成就院、円蔵院、円福院、地蔵院、吉祥院、持明院の七ヶ院が甍を並べ、本尊薬師如来を抱持し、 加持祈祷の寺として栄えた。
しかし徳川期に入り池田光政治政寛文6年(1666年)廃寺の選に遭う。
その後貞享4年(1687年)檀家らが岡山藩に復興を嘆願し、 元禄7年(1694年)には高野山の助力もあって江戸表に再興の陳情が受け入れられた。 翌年ようやく本坊の龍生院一院だけの再建が決定した。
以後徳川期海運業で栄えた尻海の商人の力を背景として寺内の整備がなされ、現在の尊容を保つに至っている。
中古以来龍生院御宝物龍卵洗浄呪術による雨乞祈祷及び本尊薬師如来の諸病平癒、安産祈祷の御利益は天下一品と伝えられ、 年中行事として海の日に行われる読み上げ法要は投げ銭供養とも呼ばれ、近隣に見ない独特の形をとり、 市重要無形文化財にも指定され、盛大である。
朝日寺の主な行事
2月3日 | 節分会 | 7~8年に1度 | 土砂加持法会 |
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5月8日ごろ (年によります) |
花まつり (朝日寺寄席) |
33年に1度 | 本尊薬師如来開帳 |
7月(海の日) | 投げ銭供養 | ||
8月15日 | 水まつり | ||
秋 | 団体参拝(日帰り) | ||
12月31日 | 除夜の鐘 |
※土砂加持法会は瀬戸内市結集寺院の持ち回り行事です。次回の開催時期は未定です。
※次回の薬師如来開帳は2047年の予定です。
高野山真言宗 庄田山 朝日寺(ちょうにちじ)
TEL(0869)25-0739
FAX(0869)25-0535
chonichiji@minos.ocn.ne.jp
岡山ブルーライン邑久ICまたは虫明ICから5分
JR赤穂線邑久駅から両備バス虫明線庄田西(東)下車または車・タクシーで10分
専用駐車場は境内西側(約30台)および墓苑下(徒歩2分/6台)です。
お参りは自由ですのでいつでもお気軽にお越し下さい。
仏事相談等でご来寺なさる際は、住職不在の場合がありますので、事前にご連絡下さると助かります。
御朱印については不在時は朱印紙での対応とさせて頂いております。
朝日寺 住職のご紹介
- 名誉住職 若松隆英
- 昭和23年生まれ。香川大学経済学部卒。
(大学在学中に高野山で修行)
中学校教諭を経て朝日寺副住職。
昭和62年第14代住職就任。
令和2年住職退任により名誉住職に。
性格:外に優しく内に厳しく。
趣味:卓球、読書、政治経済など
- 住職 若松慶隆
- 昭和57年生まれ。名古屋大学経済学部卒。
会社勤務を経て平成19年副住職、令和2年第15代住職
座右の銘:我以外皆師也
趣味:スポーツ(主にアイスホッケー、サッカー)など
住職として:年中笑顔溢れる境内を創造すること。
「いいお勤めだったね」と感謝される法要。
朝日寺の潜在能力を120%発揮させたいです