四国八十八ヶ所おすなふみ霊場
平成3年6月15日開創の四国八十八ヶ所おすなふみ霊場は、 なかなか四国参りまではできない人でも四国八十八ヶ所参りと同じ功徳を頂けるようにと作られたものです。 住職はじめ総代会の皆さんの多大なる努力、寄附をして下さった多くの方々など、一人一人の力の結集が形となったもので、 新聞・テレビでも詳しく紹介されました。いつでもどなたでも気軽にお参り下さい。
開創の経緯
四国八十八ヶ所霊場は弘法大師が四国の山野に開いた心と体の修行の道場で、八十八の煩悩を除き、 八十八の功徳をもたらすと言われていますが、朝日寺からも昭和57年から団体で廻り始め、 昭和61年に一周し終えました。 しかしその体力、時間、費用などを考えてみれば満足に四国参りをできる人はどうしても限られてしまいます。
そこで、四国八十八ヶ所参りをしたくてもできない人のために各札所のお砂を頂いて帰り、 朝日寺の境内に安置しようという話が参加者の間から起こってきました。 (八十八ヵ所のお砂を踏み、各霊場の御本尊を拝み巡れば霊場巡拝と同じ功徳があるとされています。) そして各札所のご理解のもと、 二周目の始まった昭和62年からスコップとビニール袋を持参して各札所の境内のお砂を頂いて参りました。
その後、朝日寺総代会を中心にお砂の安置方法が考えられた結果、88枚の踏み石に各札所の名を刻み、 その下にそれぞれのお砂を安置してお砂踏み霊場を作ろうということになりました。 そして二周目が終わった平成2年の翌年、平成3年にこのお砂踏み霊場が完成し、 6月15日(弘法大師の誕生日)には盛大にわたりぞめ式が行われました。
入り口に一番目の霊山寺(徳島県)があり、本堂の前を通過して、最後八十八番目の大窪寺(香川県)を踏み終えるとちょうど修行大師像の前になります。
わたりぞめ式の様子(平成3年6月15日)
次回の一斉おすなふみ(行列)は令和2年5月3日に行ないます。