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4月19日土砂加持法会(稚児行列)の写真集はこちら

迎春 〜2010年元旦〜

みなさまあけましておめでとうございます。
昨年も皆様のお引き立てを頂き、誠にありがとうございました。
お正月には各々新たな年の目標や抱負を抱くものと思いますが、2010年が終わるときには自分の精進に満足できるように一日一日を大切に生きてゆきたいものです。
ところで、詳しくは朝日寺だより(後述)の記事に譲りますが、私(住職)はこの寺に在任して30年を過ぎました。当時老朽化と傷みの激しかった境内ですが、 一昨年の駐車場の整備で持って一通りの整備は終えることができたと思っています。 これもひとえに全国の朝日寺壇信徒の皆様のおかげであります。
一方で30年前と比べても寺院を取り巻く環境、また各お寺に人々が求めているものもどんどん変容しているのも事実。 そんな中で朝日寺はどう進んで行くべきか、を本腰入れて考えていくべき時に来ていると考えています。何が必要で何をすべきか…皆様のいろんな意見を今まで以上に汲み取っていきたいと思います。どうぞ皆様の仏事の抱く不安等お声をお寄せ下さい。
さて、2010年となる今年は、もうお薬師さまの開帳まであと4年に迫りました。
皆様のご健康とご多幸をお祈り致します。
今年もよろしくお願いします。

年頭参りといたしまして
・御札
・朝日寺だより
・いかせいのち(高野山の法話)
を2〜3日に、邑久町内(一部除く)の檀家様宅へ持ってお参りします。
邑久町外の方には2日の発送(予定)でお届けします。
もしこれらを今まで受け取っていない方で希望される方がおられましたら、朝日寺までメール等でご一報下さい。

よろしくお願いします。

2010年1月1日
朝日寺住職 敬白



不動明王像がお披露目!(11月22日)

東京都在住の山内隆司様がこの度その父親であります、故山内達司氏(誠光院自覚達道居士)の二十五回忌に合わせて、不動明王の石像を建立、寄進下さいました。


この不動明王像は本堂の左斜め前、鎮守堂の下に立てられおり、台座と合わせて縦2.5メートルの石造り。6月12日(山内隆司さんの誕生日)から6月15日(弘法大師の誕生日)ごろにかけて、(左写真のように)背後の穴から前の龍卵に朝日が差し込む設計になっています。また、その龍卵には普段お参りされた方がお水をかけるようになっています。
(制作:坂本石材/雀喜園
朝日寺は正式には朝日寺龍生院(りゅうしょういん)という院号を有しており、朝日、龍の生まれる寺、にあやかってのことです。
どうぞ皆様お参り下さいませ。


11月22日、山内家ご一行様は朝日寺で山内達司氏の二十五回忌法要と朝日寺墓苑へのお参りを済ませた後、不動明王開眼法要に臨みました。お孫さん4人が除幕。この日まで幕で覆われていたお顔が現れた時には、「おーっ!」という声が上がりました。

一通りの法要が済み、施主の山内隆司さんがごあいさつ。ご先祖への思いや菩提寺への思いを述べられました。
この不動明王像にこれから末永く、多くの方に親しんで頂きたいと思います。


また、この度、八王子市在住の鈴木勝様のご厚意により、裏山への階段に手すりが取り付けられました。急な階段で危ないとの声が多く寄せられていましたが、これで快適に裏山に登って頂けると思います。

2009年11月27日
庄田山 朝日寺



直島団参レポート(11月10日)

秋季恒例の日帰り寺めぐりツアー。
今回は現代アートで話題の香川県直島町を訪れました。
ご参加されました皆様、途中から悪天候でしたがお疲れさまでした。
それではこの1日を詳しく振り返ります。



午前6時半の鐘の音のもとで待機する大型バス。
今回はバス2台総勢90名での旅でした。(満員御礼!)



各所で参加者を拾い、宇野港へ向かいます。
この間、車内では春に行なわれた「土砂加持法会」などのビデオが上映され、みなさん興味深く見入っていました。



宇野港に到着。しばらくフェリー乗船までの休憩です。
1号車・2号車の人達が合流し、世間話に花が咲いていました。



約20分間、瀬戸の島々を眺めながら直島に向かいます。


直島(宮之浦港)に到着。そこからまずは工場などを横切り…、



直島環境センターへ。


直島環境センターでは、産廃処分の経緯や工程の説明ビデオを観賞し、現場見学をしました。


この次はベネッセミュージアムへ。
ここで食事と美術鑑賞をしました。
(※美術館内は写真撮影禁止だったため画像はありません。)


そして極楽寺(高野山真言宗)へのお参りです。
この時から徐々に雨が落ちてきました。
【写真は極楽寺参道の風景と山門】



まずは本堂でお勤めです。(本尊は阿弥陀如来)



客殿広間ではご住職がここのお寺の歴史や寺宝(じほう)などをお話しされました。
(インフルエンザ対策のため、参拝者はマスク着用姿。)

あいにく大降りの雨になっていましたが、しばらく境内を散策し、極楽寺を後にしました。


極楽寺様に感謝、合掌


宮之浦港隣接の「海の駅なおしま」ではお買い物や軽食をしばらく楽しんだ後、フェリーに乗船。島を後にして帰路に着きました。

特に大きなトラブルや事故もなく、何よりでございます。寺院参拝・観光と壇信徒同士の親睦を深めることが出来ました。来年はどちらを訪ねましょうか? 今回参加された方もされなかった方も、また次回ご参加下さい。

2009年11月10日
庄田山 朝日寺



秋のお彼岸にあたって

石の特性


友のI師は、自分の兼務寺を復興し、山腹の境内一面に桜を植え、一大名所にしましたが、参詣人がくつろげる庭がほしいと京都の知人に相談しました。すると知人は即座に日本庭園学の第一人者・中根金作先生を紹介してくれました。早速訪問し自分の希望を述べ、周囲の景観を話してお願いすると、快く承諾してくれました。そこで、
「石など必要でしょうから、ご自由に注文して下さい。」
と言うと、先生は、
「そこいらの石を集めてくれば充分。どんな石でもいい面を持っているからそれを表に出してやればいい。」
と答えられたそうです。
私たちは、物の価値を決めるとき、いつも自分の好みに合っているかどうか、人目を引くかどうか、値段はどれくらいか等によって判断していますか、それらはすべて表面的であり、相対的なもので、そ のものの真価を見ているとはいえません。このため当然そのものの命を生かすことはできないのです。
真智をもって見れば、この世のすべてのものは 大日如来によって造られ、大日如来の一徳が与えられ、この世を荘厳充実さすために生み出されたものです。
だから無駄なものは何もなく、長いものは長いままで結構であるし、短いものは短いままで立派だし、知者には知者の役目があり、愚者も愚かに徹すれば悟りの第一人者になることができるのです。  
間もなく秋のお彼岸も近づいてきます。寒暑の季節の中間に立って、冷静に過去を振り返れば、夏が暑かったからこそ稲は豊かに稔り、果実は美味で、楽しい海水浴の思い出も残ったのです。
そしてこれからの季節を想像すると、秋の錦繍(きんしゅう)の美や、冬の清浄な雪景色が思い起こされてきて、四季の変化の美に感謝せずにはおれません。
彼岸を機会に私たちの知恵も一枚脱皮しましょう。

南無大師遍照金剛
「高野山いかせいのち」より

2009年9月20日
庄田山 朝日寺



11月10日(火)「直島参拝ツアー」のご案内

近年の秋恒例になっている「日帰りお寺巡りツアー」ですが、今年は、瀬戸内海に浮かぶ今話題の「直島」を訪れることになりました。
昨年は紅葉の美しい小豆島を訪れました。
どなたでもご参加いただけますので、ご家族友人知人などお誘いあわせの上、ぜひご参加下さい。


概要
日にち  11月10日(火)
 日帰り・雨天決行
参加費  7200円(昼食・フェリー・保険代含む)
締め切り 10月30日
募集人員 大型バス2台
(80〜90名程度募集)
出発時刻 朝日寺を午前7時→17時半ごろ帰着予定
(邑久町内主要箇所はバス巡回いたします。
また、町外の方にも沿線の乗車場所等相談に応じます。


直島内の日程

(宇野港よりフェリー)
直島宮之浦港      
09:40着

直島環境センター
10:00〜11:00

ベネッセミュージアム(美術鑑賞と昼食)
11:35〜13:30

極楽寺(高野山真言宗のお寺)
14:15〜15:00

海の駅なおしま(お買い物と周辺散策)
15:20〜15:50

直島宮之浦港
16:02発      →朝日寺には17時半ごろ予定



涼風の精霊送り〜2009



今年のお盆も終わりました。
8月15日には恒例の水まつりが開催され、精霊送りが行なわれました。


午後8時より初盆を迎えた新仏の法要が客殿で厳修されました。
読経に続いて、御詠歌「施餓鬼精霊供養和讃」が唱えられました。
満90歳の誕生日を翌日に控えた老僧が久々に登場! 拍手が起きていました。


午後9時前に法要が終わると、盆ちょうちんが吊られた外へと移動。
それまでは小雨が降っていましたが、その頃には上がっていました。
地元の方やお盆で帰省中の方も加わって、精霊送り水かけをし、2009年のお盆が無事に締めくくられたのでした。

【追伸】


1.春の工事により木々がない状態になっていた裏山の西側斜面に、ツツジの株を植えています。これが咲く頃には既存のツツジ・辻棚と相まって花の綺麗な境内になるものと思います。

2.不動明王像、完成間近!
鎮守堂の石段の下あたりに石造りの不動明王像が建立されており、完成間近です。

2009年8月17日



盂蘭盆会(うらぼんえ)〜2009〜

先日は投げ銭供養の模様がテレビニュースと新聞で取り上げられ、反響の声をたくさん頂きありがとうございました。
今年も早いもので、お盆が近づいて参りました。
お盆は毎年ニュース等でも報じられているように、多くの人が同時に里帰りして新幹線や飛行機はゴッタ返します。そして久々に元気な顔を合わせた家族親戚でそろってお墓参りという人も多いことでしょう。
お盆は、お彼岸とともに先祖供養の年中行事ですが、その意味合いは違います。
それはかなりざっくり言いますと、お彼岸では思いを向こうの岸に届けよう!というものなのに対し、こちらに帰ってきた先祖を家族親族でもてなそう!というのがお盆なのです。
(お彼岸については彼岸の項をご覧ください。)
『帰って先祖をもてなそう』…それが日本古来より習慣づいて、(多くの仕事は休みになり、)多くの人が帰郷する…という流れになったという説もあります。 つまり、「お盆は会社が休み→だから里帰りする→家族がそろうから墓参り」 ではなく、「お盆には先祖が帰ってくる→だから里帰りしよう!」という古来からの習俗が今に至っているということです。
日本人に深く馴染んでいるお盆は当たり前すぎてあまり意識することもないのが現実なのかもしれませんが、ぜひ各自のお盆(=盂蘭盆会)で有意義な落ち着いたひとときを過ごしたいものです。
その盂蘭盆会にあたって、ご先祖を供養する棚経(たなぎょう)として7月31日より8月14日まで各ご家庭に読経しにお参り致します。そして、その締めくくりとして8月15日には恒例の精霊送り『水まつり』を行ないます。
日程の予定は下記の通りです。こちらも気持ち込めてお参り致しますので、各ご檀家様にはよろしくお願いします。お参りできない遠方の方やどうしてもご都合の悪い方には心苦しいばかりですが、お気持ちだけでもお届けしたいと思います。

7月31日 大土井
8月1日  敷井
8月2日  裳掛地区(虫明・間口・前泊・下寺)
8月3日  予備日.1
8月4日  尻海(西部・市場)
8月5日  尻海(中東・大東)
8月6日  予備日.2
8月7日  尾張地区1
8月8日  尾張地区2・庄田(高助・渡内)
8月9日  庄田(西・東)
8月10日 予備日.3
8月11日 西大寺地区方面など
8月12日 備前・赤磐方面など
8月13日・14日  岡山市・倉敷市方面など
8月15日(土)  水まつり


水まつりは8月15日の午後8時より法要・9時より精霊送りを行ないます。
盆ちょうちんが吊られた境内で置かれた精霊棚に、みんなで水をかけながらお経を唱えて、ご先祖をお送りします。ちょうちんは、参加者で持ち寄ったものを使います。そのちょうちんは後日寺にて処分しますので、いくつでもお持ち下さい。

※法要は主に初盆を迎える方の親族を対象としており、該当される方には近々正式な案内を致します。精霊送りはどなたでもご参列下さい。

それではみなさま良いお盆を! 
里帰りやこちらに来られた際はぜひお寺にもお参りしてくださいね!

2009年7月30日
庄田山 朝日寺



投げ銭供養、今年も霊験あらたかに!

恒例のよみあげ(投げ銭供養)が無事盛大に行なわれました。
前夜は警報の出る大雨で、行方を心配しておりましたが朝方にはあがり、朝早くより大勢の方がお参りに訪れ、たくさんの投げ銭(お賽銭)が飛び交いました。お参りされた方、行事運営をして下さったかたお疲れ様でした&ありがとうございました。
そして今年はテレビ局・新聞社が取材に来られました。
それでは1日を振り返ります。



午前8時ごろから、準備してきたお接待をお参りされる方に施す光景が見られました。最近身内の方を亡くされた者同士、『こころのお接待』です。




続々と客殿に人が集まり、満員の聴衆の中、9時より講演が行なわれました。
今回は元瀬戸内市長の立岡修二さんが「私のチェンジ 〜70才からのスタート〜」と題してご自身の体験談や地元瀬戸内市への思いを語って下さいました。




次に朝日寺御詠歌隊のご詠歌。
「庄田山朝日寺」「追弔和讃」「梵音」の3曲が唱えられ、参列者は配られた歌詞カード片手に聞き入っていました。




午前10時ごろより、9名の僧侶により法要が営まれました。



いよいよ過去帳の読み上げに。 この頃には広間に入りきれないほどの人数に増えており、用意してきた投げ銭(お賽銭をティッシュなどで包んだもの)を各自準備し、縁の故人の名前が告げられるのを待ちます。
(今年は役回りも変わり、導師が住職、読み手は副住職に。)




戦没者に続いて、今年の新仏が読み上げられると一段と賑やかになり、多くの投げ銭が飛び交いました。子供たちもこの珍しい光景に、喜んで投げていました。



今年も全ての新仏が読み上げ終わると、内陣はいっぱいの白い投げ銭で埋まりました。


今年はテレビ局・新聞社の取材に加え、デジタルミュージアム・写真愛好会の方などが撮影に訪れました。
テレビ(RSKのニュース)や新聞を見て、こちらのページを初めて覗かれた方もおられるでしょうか?
「1年間に亡くなった方を地域をあげて送り出す。」そんな取り組みと、この珍しい地域の風習をぜひ多くの人に知ってもらいたいと思います。



(追伸)更新が長期間滞っていたことを深くお詫びします。

2009年7月20日
庄田山 朝日寺



7月20日(月・祝) 投げ銭供養(よみあげ)のご案内

2009年も夏の足音が聞こえる頃となり、
恒例の投げ銭供養(市無形文化財行事)が近づいて参りました。
今年は7月20日(月・海の日)の午前9時より、前瀬戸内市長の立岡修二さんを講和ゲストにお招きして開催する予定です。
行事内容の詳細はこちらをご覧下さい。
この行事に限らず、日本各地で古くから続く地域の伝統行事を末永く後世にも残したいものです。今年もたくさんのお参りをお待ちしております。

なお、戒名を読み上げられる方(今年の新仏・戦没者)の施主様には、6月中に正式な案内を送付致します。


概要

日時

7月20日(月・海の日) 午前9時より

法会次第
午前9時00分より
 講話 立岡修二氏(前瀬戸内市長・演題未定)
午前9時45分より ご詠歌(追弔御和讃・庄田山朝日寺・父母感恩和讃)

午前10時より   「よみあげ法要」         
           一、前讃(四智梵語)          
           一、唱禮          
           一、理趣経          
           一、後讃(佛讃)         
           一、過去帳読み上げ(投げ銭供養)       
           一、光明真言          
           一、大師法号          
           一、回向文          
                                 以上11時ごろ終了予定です。

その他
・ティッシュか半紙に包んだお賽銭をご用意下さい。

・駐車混雑緩和のため、なるべく乗り合わせてご来寺下さい。
・歴史行事愛好家、写真愛好家の方等も歓迎です。

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(追伸)
ここでお知らせの通り、ここ数年の間に境内にはいくつも変更点がありました。そこで、その変更点に加え、さらに従来の情報量を大幅に増やし、「朝日寺の境内」のページをリニューアル(順調にいけば数週間後にアップ予定)いたします。乞うご期待!!

また、読者様からの声で、「お経の意味が知りたい」「仏前勤行法則を解説してほしい」といったご要望が何件かございました。
確かに考えてみれば、お仏壇の前でお経を熱心に唱えられる方は多くおられても、そのお経の意味まで知っている方は極々わずかかもしれません。意味が理解していれば、さらに違った気持ちで拝めると思いますので、なんとか今後そのご要望に(仏前勤行法則を数回に分けて連載していくとか…)お応えしたいと考えております。

2009年5月27日



5月21日はお接待の日です。



みなさんこんにちは。まず始めに!

本日(5月10日)、山陽新聞朝刊に「写真愛好家が訪れる隠れ名所」として境内裏山のツツジの話題が掲載されました

今日は晴天に恵まれた休日とあって、「新聞見たよ!」とカメラ片手にたくさんの方が朝から参拝して下さいました。
見ごろはここ数日かと思われますし、お時間のある方はぜひお参り下さい。

実際の記事はこちらです。




さて、5月21日(木)は恒例のお接待の日です。
瀬戸内市(正確に言うと旧々邑久郡地域)には写真のようなお大師堂と呼ばれるお堂が各集落に点在しています。このお大師堂は真言宗のお寺と合わせて、市北部・南部ともに88ヶ所ずつあります。北部は弘法大師の縁日(4月21日)に、南部はその1ヵ月後の5月21日(旧暦4月21日)にお茶菓子のお接待が用意され、毎年早朝6時ごろより、大勢の人が思い思いの箇所にお参りし、“大移動”しています。
さらに中には、先祖供養や初盆を迎えるご家族のために個人でお接待を行なう方もおられ、大昔から続く地域の風習として広く認知されています。

ところで、そもそもお接待とはお参りに来られたお礼の意味合いや、お疲れのお遍路さんに一服してもらうために心ばかりのお茶菓子を用意する…そんな善意で行なわれているものです。しかし、実態はこれも時代の流れというものでしょうか、「お接待を○○○個したけど、実際に手を合わせて拝んでくれた人は○人ぐらいだった…。」「我先にお接待だけもらって、すぐ帰ってしまう人が多かった…。」など、お接待の品をもらうことばかりが目的になってしまう“逆転現象”を嘆く声も多く聞かれます。
形は何であれ、お寺やお堂にたくさんの人がお参りすること自体すばらしい風習だと思いますので、本尊さまや仏壇の前では合掌して拝むことやお接待の意義などについて、こういう機会に多くの方に伝えていくのも我々の重要な役目のひとつかと考えています。
これを読まれた方にはぜひ正しいお接待の意味について知ってもらいたいです。 苦言を呈してしまいましたが、何はともあれ、お参りしてみれば必ずいろんな新しい発見があるはずです。5月21日は平日ですが、ぜひお時間の許す限り多くのお寺やお大師堂を巡拝してみて下さい。

当の朝日寺では5月21日(木)に、甘茶・薬師せんべいなどとともに、庄田地区の方のお接待が行なわれる予定です。また、先日行なわれた土砂加持法会のフォトギャラリーを境内に展示する予定ですし、納経も承りますのでご朱印帳をお持ちの方はぜひご持参下さい。

2009年4月2日
庄田山 朝日寺



【特集】  4月19日土砂加持法会レポート&写真集

※おことわり※
読み込みに時間がかかることがあります。
特定の個人のみに焦点をあてたような写真は極力避けていますが、風景の一部として個人を特定できうる写真は多数あることをあらかじめお断りします。特に掲載されたくない写真がある場合は、削除しますのでお手数ですが管理人までメールでお知らせ下さい。事後報告で申し訳ございません。

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4月19日日曜日、8年ぶりに朝日寺を会場として、瀬戸内市真言宗結衆寺院恒例の土砂加持法会が盛大に行なわれました。3世代、中には4世代揃ってお参りのご家族も多く、この日は総勢700〜800人の方が訪れ、境内はいっぱいの笑顔に溢れていました。

この思い出をいつまでも残して頂けたら、と思います。
(左にある詩は昭和46年の土砂加持法会の頃に詠まれたものです。)


それでは4月19日の様子を詳しく振り返ります。


駐車の大混雑が予想されたため、お稚児さんとそのご家族には、近隣の公民館や集会所など計5ヶ所に集合場所を分散し、シャトルバスで朝日寺に集結して頂くパーク&バスライド方式をとりました。これは初めての試みでしたが、皆様のご協力により概ねスムーズに進みました。
朝早くから、お母さんやあばあちゃんに手を引かれ、衣装を身に着けては早速記念の家族写真を撮影する光景があちらこちらで見られました。





衣装への着替えを済ませ、庄田運動広場(行列開始場所)へと向かいます。




開始時刻が近づくにつれ、続々と広場に参加者が集合。
お稚児さんの親の中には、小学校や中学校の同級生に偶然の再会を果たした人もいたようです。




この間、ワッカファームのみなさんのバンド演奏がなされ、行列開始を待ちわびるお稚児さんたちは大喜びでした。




集合・整列もスムーズに進み、定刻10時より少し早く、庭讃(ていさん)というお経が唱えられました。
ホラ貝、ドラ、鉢の音と僧侶の声が響き、広場内は「いよいよ出発!」の雰囲気が高まります。




いよいよ稚児行列が出発!
婦人方により御詠歌が唱えられる中、佛旗を持った総代長・ホラ貝・ドラ・鉢・僧侶・御詠歌隊・お稚児さんの順に行列は進みました。


ビデオカメラを持って歩く人や、沿道で待ち構えて写真を撮る人など、この行事を記録に残そうとみんな必死な様子です。一般の参拝者も10時には続々境内に集い、行列を興味深く見守っていました。
この時間を噛み締めているような雰囲気でした。




どんどん列は伸びてゆき、前方の人が境内に入る頃には写真のように参道が人でほぼ埋まって渋滞した状態になりました。



門をくぐると、薬師像前に設置された花御堂で、お釈迦様に甘茶をかけて切花を供える灌佛(かんぶつ)をしました。
これはお釈迦さまが生まれたとき、甘露の雨が降っていたことに由来するものです。


灌佛を終えると塗香と丁字を受け取り、おすなふみ参道へ。
参道途中の石段で、記念の集合写真を地区別に撮影しました。
みなさん実にいい表情をしていますね。この記念写真は稚児行列の全参加者に後日配布致しますのでしばらくお待ち下さい。
お稚児さんの後に続いて、今年も多くの方がお砂踏みをされています。




本堂入り口前では、稚児加持が1人1人に行なわれました。

本堂内では厳かに土砂加持法要が勤修。総先祖供養の法要とあって、19名の僧侶によって、お土砂・特別供養を申し込まれた塔婆・古位牌発遣などの供養が行なわれています。
普段は土足禁止の本堂ですが、この日はシートが敷かれ、本堂内を特別に土足で通れるコースを設置。法要が厳かに営まれる中、手を合わせながら通ってゆきます。

土砂加持法会功徳廻向文(法会の趣旨・祈願を述べた文章です)の全文はこちら




本堂を降りて修行大師像を回ったところでお砂踏み終了。
朝日寺からのお接待に加え、この華やかな行事に複数の方がお接待を提供して下さり、今年は一段と豪華なお接待になりました。
ご協力ありがとうございました。



お接待をもって稚児行列は終了し、境内西側のビニールハウスでの着替えへ。
なかなか着る機会のない衣装もここで着収めとあって、記念写真を撮る光景が至る所で見られました。
西側の新境内地ではうどんやたこやきの屋台が出店。ちょうどお昼前とあって盛況でした。




屋台横には、子供用の特設アミューズメントブースが設けられ、子供たちは疲れも見せず、楽しく遊んでいました。


歴代の総代長・婦人部会長に感謝状が住職より渡され、本堂は拍手に包まれていました。
土砂加持法要も滞りなく終了し、出席の寺院様退堂です。




この日は兼第3回薬師如来祈願法会(花まつり)ということで、本堂内外にたくさんの人が再び集まり、薬師如来本願功徳経をお唱えしました。




これをもってこの日のプログラムの全てが終わりました。
みなさんが笑顔の中、それぞれの帰路についていた風景が印象的でした。


たくさんのお参りありがとうございました。
思い出はできたでしょうか?至らない点も多々あったかもしれませんが、喜んで頂けましたなら、何よりでございます。
運営側としましては、多くを望めばキリがありませんが、
・晴天で絶好の行楽日和の中、溢れるほどの人がお参りして下さったこと。
・スムーズに次第が進行し、大きなトラブル、事故、ケガ等なく無事に終われたこと。
成功のカギはこの2点に尽きます。
5年後のご開帳でも稚児行列を予定していますし、来年以降も花まつり(稚児行列はありませんが、灌佛などがあります。)は毎年5月8日に行ないます。特に来年・再来年の5月8日は土日にあたっており、ちびっ子連れにも楽しんでもらえる内容を計画中です。今回初めて来られた方もまたぜひお参りに来て下さい。


【編集後記】
総代会・婦人部・その他ご厚意の方も含めて総勢70名ほどの方がこの行事運営に携わって下さいました。特に総代会・運営委員会では半年以上前からお稚児さんの募集に始まり、本格的な行事内容の企画やセキュリティ対策等の議論を重ねてまいりました。本当にありがとうございました。重ね重ね御礼申し上げます。
少子化に加えて、檀那地域である玉津裳掛地区の過疎高齢化。この行事で稚児行列をやることは前々から決まってましたが、一体どれくらいのお稚児さんが参加して下さるものかと当初は少し心配しておりました。この時代の流れに飲み込まれるだけになってしまうのか、それともそんな中でも人が集まる賑やかなイベントができるかどうか…。
この行事の成功如何で地域や檀家さんの印象・反応は180°とまではいかなくとも60°程度は違ってくるだろうと考えていました。
「すげー賑やかじゃったなぁ!」「いったいどこからあんなに人が集まったの?」こんな地域の声が聞こえてきていますし、“明るく元気な朝日寺”を十分印象付けられたのではないかと思います。
そして最後に。後片付けと掃除をしている際、ポイ捨てのゴミが一切なかったこともみなさんに報告しておきます!ありがとうございました。

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※おことわり※
読み込みに時間がかかることがあります。
特定の個人のみに焦点をあてたような写真は極力避けていますが、風景の一部として個人を特定できうる写真は多数あることをあらかじめお断りします。特に掲載されたくない写真がある場合は、削除しますのでお手数ですが管理人までメールでお知らせ下さい。事後報告で申し訳ございません。

2009年4月吉日
庄田山 朝日寺



満員御礼!〜2009.4.19土砂加持法会〜



朝日寺土砂加持法会が無事盛大に行なわれました。
晴天に恵まれて、700人ほど(←庄田地区の人口の数倍!)の人出で、大変賑やかな1日でした。たくさんのお参りありがとうございました。

さて、今日のプログラム冊子でお知らせの「行事の様子と写真集」は、これから編集に入ります。
4月24日金曜日にアップ(予定)しますので、今日お参りされた方もそうでないかたも楽しみにお待ち下さい。取り急ぎ本日の参詣御礼まで!

【追伸】
当日配布したプラグラム冊子(行事内容の詳しい説明や寺院配役一覧、稚児行列名簿があります)が、来た人数に対してだいぶ余っています。受け取り忘れた方・受け取れなかった方・そして来られなかったけど欲しい方おられましたら、ご連絡下さい。

2009年4月19日
庄田山 朝日寺



土砂加持法会の準備着々!


みなさんこんにちは!
新年度に入り、朝日寺境内の桜も開花してまいりました。
そして、4月19日(日)の土砂加持法会がいよいよ近づいてきました。

行事の詳細はこちら

さて、土砂加持法会に先立ち、最近境内にいくつか変更点がございますので、ここで皆様にご報告致します。

1.
裏山の頂上付近の一部を削り、【右の写真】のように藤棚を作っています。つつじや桜の木に加え、藤が成長してくれば、素晴らしい景観になるものと期待しております。
また、もともと裏山には歩いて登れるようにしていましたが、藤棚のある地点までは【左下の写真】のように今までより登りやすいよう、散策コース風に改良いたしました。【右下の写真】のように藤棚の地点から境内を見下ろせば、また一風変わった景色が望めます。お参りの際は、裏山にも散策してみてはいかがでしょうか!



2.
次にこれも土砂加持法会のためだけに、と言う訳ではありませんが、その裏山を削った土で、境内西側(駐車場の北側)の土地(旧耕作地)を埋め立てました。本堂境内とほぼ同じ高さまで地面を上げています。塀の一部を撤去し出入りできるようになっており、本堂側の境内が広々とした感じになりました。そしてここは当面は行事の際などの多目的用に、将来的には境内拡張も可能なように、と考えております。
土砂加持法会当日はここでうどんのお接待や屋台に使う予定です。


土砂加持法会については総代会などで何ヶ月も前から企画を練り、今は細部を詰めている段階です。また、御詠歌隊の方々も法会に向けて連日練習を重ねており、各方面で準備が慌ただしく進んでいます。
当日は130名のお稚児さんが参加予定で、中には4世代揃ってお参りされるご家族もおられることでしょう。そして、毎年薬師如来祈願法会にお参りの地域の方々もこの盛大な行事を楽しみに待っておられることでしょう。お稚児さんの人数と、例年の薬師如来祈願法会の参拝者数から推測して、500〜600名の人出を見込んでおります。
ぜひ4月19日はみなさん有意義で思い出に残る1日を過ごして頂きたいと思います。

行事の様子は写真集と併せて特集で、当ホームページ上にアップする予定ですので、当日お参りされる方もお参りできない方もお楽しみにお待ち下さい。

それでは4月19日にお会いしましょう!!


【追伸】
当日の天気が雨であれば、せっかく前々から練ってきた計画も大きく変更を余儀なくされることとなってしまいます…○│ ̄│_…。雨天の場合の用意はありますけれども、晴天に恵まれた中で華やかな行事が開催されますように、どうか皆様も祈りの力をこちらにお届け下さい!
よろしくお願いします。

2009年4月2日
庄田山 朝日寺



〜春彼岸2009〜

3月に入りまして、日中は暖かい日が増えてきました。
みなさんお元気にお過ごしでしょうか?
さて、3月17日(火)〜23日(月)は春のお彼岸です。

以前ここでも紹介したように、彼岸とはこちらの世界「此岸(しがん)」に対し「あちらの世界=彼岸(ひがん)」のことです。もちろん、あちらの世界とはご先祖様のいる極楽浄土。厳しい寒さを乗り越え、極楽浄土のような過ごしやすい暖かさの7日間に、迷いや煩悩に満ち溢れた「此岸」から悟りを得た「彼岸」に近づくため、六波羅蜜(ろくはらみつ)という修行に挑み、ご先祖を供養しよう!というのが彼岸のいわれです。
さて、その「六波羅蜜(ろくはらみつ)」とは以下の6つの行ないをいいます。

1、布施
財施(財を施す)、法施(真理を教える)、無畏施(恐怖を取り除き安心を与える)など、見返りを求めずに施すこと。

2、持戒
ルールを守ること。

3、忍辱
苦しみ・困難に耐えること。

4、精進
最善を尽くす努力をすること。

5、禅定
心を落ち着けること。

6、知慧
真実を見抜く力を身につけること。

以上、6つの行ないです。
わかってはいても、なかなか全てを実行するのは難しいものですね。
要は、この7日間の彼岸という機会に落ち着いて自分自身を見つめ直してみましょう!ということです。
来月からは進級・進学・就職・転職・転勤など新しい舞台にステップを踏む人も多いことでしょう。あと少しの今年度(2008年度)、ご先祖や仏様への感謝の心を忘れずに、精一杯今を過ごして2009年度につなげましょう!

【追伸】
私・管理人は最近花粉症に苦しんでおります。
ところで、最近「おくりびと」という映画がオスカー賞を獲得しました。

納棺師という職業を通じて、あまり表立って語られることのなかった、人の生と死を描いた話題の映画です。
私はこの映画を昨年9月に見ました。
出席したお葬式・お通夜・枕経の場面など自身の経験と照らし合わせながら興味深く見ました。客席の他のみなさんもご家族などを見送った経験のある方も多かったのでしょうか、じーっと見入っていました。(年齢層は明らかに高かったです…失礼!)

「普段忘れられがちな死生観について見直す映画」と世間では賞賛を浴びているこの映画ですが、一方先日新聞でこんな記事を目にしました。
それは年配の方より「元々納棺や死化粧は、家族や地域の人がやっていたこと。カネさえ払えば面倒なことを何でも請け負ってもらえる、という風潮には疑問を感じる。」という旨の投書でした。
ここで私が映画を見ての感想は割愛させていただきますが、いずれにせよ老若男女問わず人の死について考える機会ができたのはよいことだと思います。

まだ見ていない方もぜひご覧になることを私はお勧めします!

2009年3月13日
管理人 敬白



〜管理人から読者のみなさまへ〜


先日お知らせしました新聞掲載の件ですが、やはりマスメディアの力は大きいものですね。早くも反響の声が私の耳に入ってきています。ありがとうございます。
その新聞記事(2/22読売新聞岡山版 きびナビ『寺社人きらり』)は客殿の入り口に当分掲示しておきますので、見逃した方は来られた際にご覧になって下さい。

さて、今回そもそも取材を受けることになったのは、担当記者さんが取材対象となる神社仏閣を探していたところ、当サイトが目に留まったのがきっかけでした。このサイトを開設したきっかけや、実際どのような効果があったのか、など、当サイトについての質問も多くありました。
そこで以下、新聞記事の補足話をしたいと思います。

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私が特に伝えたいのは

「ぜひ“フツーのお寺”にもたくさんお参りしてみませんか?」
ということです。

世間では寺離れが叫ばれており、「寺は単なる風景の一部に成り下がっている。」という声すら出ていると言われています。
しかし、様々なお寺を拝見すると「ここの地域は○○を作るのが盛んだったから、その豊作を祈るために、このお堂が作られた」など、地域の歴史や風習を反映するものがあったりして、お寺には実に興味深い個性や魅力がそれぞれに豊富にあるものだな、といつも思います。
寺離れと言われる一方で、八十八カ所などの霊場巡りがブームになっていたり、△△寺の初詣でに去年より多い□万人!といったニュースもよく見聞きします。

そのような(お寺巡りに関心のある人は意外に多くいるという)現実を考えると、いわゆる“フツーのお寺”の魅力はごくごく狭い範囲だけに埋もれてしまっているのではないか?と感じるのです。 それならば、埋もれた情報をきっちり発信することによって、魅力がより広い範囲に伝われば、“フツーのお寺”も活性化する可能性はあると私は考えているわけです。
(実際、発信した情報が記者さんに伝わったからこそ取材を受けたわけですし…。)
それがこのサイトを開設したひとつの狙いでもあります。

だから、これを読んで下さった方には

「ぜひぜひフツーのお寺にもたくさんお参りしてみて下さい!
きっと面白い発見があるはずです!」

と私は申し上げたいのです。
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ところで、当ホームページも開設以来おかげさまで約2年がたちました。
当サイトをきっかけにした新たな出会いもあり、また檀家さんからの反響もあり、そしてこの度は新聞にもこのサイトが取り上げられ、少しずつ実を結びつつあるかな、と思います。しかし、まだまだ満足いくものではありません。
もっともっと実を結ぶように、これからも(たぶん)地道にやって参りますので、ご愛顧よろしくお願いします。                                   合掌

2009年2月3日
管理人 敬白



22日の新聞に掲載されます。

2月22日(日)の読売新聞岡山版「寺社 人きらり」のコーナーに朝日寺が紹介されます。先日取材に来られた節分会やこのホームページのことなども紹介される予定です。乞うご期待!

2009年2月20日



土砂加持法会(4月19日)の概要

4月19日の土砂加持法会ですが、概要をこちらにアップしております。
詳細は未定の箇所も多々ありますが、随時変更・更新いたします。

土砂加持法会(4月19日)の概要

2009年2月11日



2月3日節分レポート


2月3日(火)恒例の節分会を行ないました。
昨年・一昨年と違い、平日開催・天気は雨だったにもかかわらず、今年も大勢の方にお参り頂きました。ありがとうございました。
また、今回は新聞記者さんが取材に来られました。




いつも通り、みんなで昼食を取った後、客殿広間に集合。住職の節分についてなどの法話に続き、厳かにお勤めが行われる中、2009年の願い事・抱負などを書いたろうそくを1人一本ずつ壇に立てていきました。




お勤めが終わったら、住職による豆まきと今年の年男年女有志によるお菓子などがたくさん投げられ、笑顔に包まれながら我も我もと、みなさん豆とお菓子を拾っていました。



豆まき菓子撒きが終わると、みなさんお待ちかねの福引タイムに。
先日のここでのお約束通り!?今年は当たりの本数を少なく・より高価な景品を用意しました(ローリスクミドルリターン→ミドルリスクハイリターン)。
福引タイムが終わると、お接待の品が配られ会はお開きとなりました。




なおこの日は、「お寺と地域」についての取材ということで、新聞記者さんが来寺なさいました。節分会にお参りされた方も取材を受けていました。

今年もお手伝いや有志のお接待も頂きまして、無事盛況のうちに節分会を終えることができました。お寺に人が集まってたくさんの笑顔に包まれる光景を見ることができて、運営している者としても大変すがすがしい気持ちになりました。
その中で、福引を行う前にしたお話しでのこと。『宝くじ 当たらぬ人が 支えてる』という川柳を引用し、支えあい精神の大切さについて説明しましたところ、お参りされた皆さんがすごく納得した表情で聞いて下さっていたのが印象的でした。暗い話題が多い(もっと多くなりそうな情勢の2009年…)日本ですが、心のどこかにこういった余裕を持って居たいものです。

「地元のお寺で節分をやろう!」との声で、20数年前に地元庄田の有志の方数人の手で始めたこの節分会も徐々に輪が広がって今に至っています。最初はほんの数人でお金を出し合って、豆やろうそく・お菓子を自分達で用意して始めた催しで、当時をよく知る人達からは、今日の賑わいを目の当たりにしながら、昔を懐かしむ声も聞かれました。
また来年もこのように楽しく節分が行なえたらよいと思います。

さて、次の行事はいよいよ4月19日の土砂加持法会です。近年にない大勢の人がお参りされる予定です。すごく貴重な機会ですので、友人知人を一人でも二人でも誘ってぜひお参りください。すべての詳細が確定しましたら、ここでアップ致しますのでよろしくお願いします。

2009年2月3日



節分会(2月3日)と土砂加持法会(4月19日)の概要について

節分会(2月3日)について

今年も、みなさまの1年の無病息災を願う行事として節分会を2月3日(火)の正午より行ないます。
みんなで食卓を囲む食事会。1人1本ずつろうそくに今年の願いなどを書き込んで、それを燃やしながら拝む祈願法要。たくさんの豆やお菓子が舞う豆まき。 そして最後には豪華?景品の当たる楽しい福引きを行ないます。昨年まではなるべく多くの方に景品が当たるようにしていましたが、今年は上位数名にドン と豪華な景品を…と検討しております。今年は平日になりますが、お時間のある方はふるってご参加下さい。

参加料はろうそく・昼食代込みで1人2000円です。




4月19日(日)
土砂加持法会【兼 第3回薬師如来祈願法会】の概要


8年ぶりに迎える朝日寺での土砂加持法会。これまで総代会などで検討を重ねた結果、土砂加持法会の概要がほぼ出来上がってきましたのでご報告します。

4月19日(日)午前10時〜 
・お稚児さんとその保護者による稚児行列(庄田運動広場〜朝日寺本堂)
・お稚児さんの記念撮影、本堂で稚児加持を予定しています。
・おすなふみ(稚児行列の後に一般参詣者が加わる形になります。)
・薬師如来本願功徳経を読誦(第3回薬師如来祈願法会)
・甘茶、灌佛(花まつり)
・御身守珠、平成21年土砂加持限定記念品などのお接待
以上12時半ごろ終了予定
約500名以上の参詣を見込んでおり、屋台の出店を予定しています。

その他、細かい点についてはただ今詰めている段階です。はっきり決まりましたら、また告知いたします。

※塔婆供養について※
土砂加持法会は総先祖供養を趣旨とした真言宗瀬戸内市結衆寺院の持ち回り行事です。当日は約20名の僧侶が一同に会し、有縁無縁の供養の法要を厳修致します。塔婆供養とは、供養したい方の戒名を書き込んだ塔婆をそこで供養するものです【写真】。この貴重な機会にぜひ塔婆供養(1本3000円)をお申し込み下さい。

希望者は2月末までに
「供養する方の戒名・俗名・没年月日/施主氏名・施主住所」 を朝日寺までお申し出下さい。メール・FAX・郵送でお願いします。
申込まれた方には後日詳細な案内を致します。供養料(1本3000円)はその時頂きます。
供養した塔婆は行事当日お持ち帰り頂きます。
また、岡山県外にお住まいの方で、邑久町内にお墓がある場合には、法要後そのお墓に塔婆をお立て致します。岡山県外にお住まいで、お住まいの地域にお墓がある方には、供養した塔婆を郵送いたします。



※稚児行列について
稚児行列の申し込みは1月17日現在で126名になっております。
収容限度(約150名)までもう少しありますので、
残りを最終募集といたします。詳しくはこちら。
また、申し込まれている方には衣装サイズ等の記入用紙と参加料の振込用紙を現在お送りしております。スムーズに進みますようにお早めにご返信お願いします。

2009年1月18日



あけましておめでとうございます。



みなさまあけましておめでとうございます。
2008年も除夜の鐘の音とともに終わり、2009年がスタート致しました。早いもので21世紀最初の10年も終盤に差し掛かっています。
正月とは「心を正す月」(=正月)であります。どんな人も昨年を踏まえて、心新たに2009年をがんばって参りましょう!

皆様方にとって本年が最良の年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
当の朝日寺も4月の土砂加持法会など、今年もいろいろな行事があります。
どうか本年もよろしくお願い申し上げます。


※「年頭のお札」と「朝日寺だより(第31号)」を邑久町内の方(一部を除く)には2日(金)・3日(土)に各家へお配りに参ります。町外の方につきましては2日に一斉発送する予定です。よろしくお願いします。  
また、これらを今までお配りしていない方で、欲しい方がおられましたらご連絡下さい。すぐに郵送いたします。

また4月19日の稚児行列にお申し込みされている方宛に、子供さんの衣装サイズなどを記入していただく用紙と、参加料の振込み用紙を1月10日前後にお送りする予定です。こちらもよろしくお願いします。

2009年1月1日



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