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2008年を振り返る

更新ご無沙汰しておりました…。さて今年も早年の瀬、京都清水寺では2008年をあらわす漢字1字として「変」がお披露目されました。皆さんにとって2008年はどんな1年だったでしょうか。 この自分自身を振り返るにあたって、経典の中に「洗除心垢」という言葉があります。要は“心の垢を洗い流すことを忘れるな”ということです。年末には大掃除がありますが、心の掃除も忘れてはなりません。2009年を新たな気持ちで迎えるために、まず2008年の自分自身をじっくり振り返ってみましょう!

1年の間に心に積もったものを清めて新年を迎える恒例行事として今年も大晦日の11時45分より除夜の鐘を行ないます。

12月31日 午後11時45分〜 除夜の鐘
2008年も朝日寺には数々の出来事がありました。
行なった主な行事と出来事を振り返ってみましょう。

2月3日   節分会
4月19日〜20日  高野山団参
5月8日   第2回薬師如来祈願法会(花まつり)
5月末    新駐車場完成
7月20日     よみあげ
8月15日  水まつり
11月20日 小豆島参り

これらの行事等が概ね盛況でスムーズに行なえたことに、今一度深く感謝いたします。2009年は土砂加持法会という大行事が4月19日(日)に予定されていますし、これが大成功に終わり有意義な2009年にしたいと思います。 また、このホームページもたくさんの方がご覧下さり、2008年は新たな縁もいくつか生まれました。大変嬉しくありがたく思っております。朝日寺も2008年をきっちり反省して2009年も精進して参ります。少し早いですがみなさまよいお年を!


2008年12月21日
庄田山朝日寺



日帰り寺巡りツアー(11月20日 in小豆島)

秋恒例の日帰りのバス旅行。
今回は札所巡りと秋の紅葉観賞に小豆島へ出かけました。

午前7時前に出発。バス2台、総勢約70人での旅行です。

小豆島に着いてまずは、西光寺(さいこうじ)へ。
納経のあと、ご住職の法話を聞き、三重の塔など境内をしばらくお参りしました。

西光寺参拝の後は、紅葉色づいた山道をしばらく通りながら寒霞渓に。
ここで景色を楽しみながら、昼食&買い物散策タイムを取りました。

次は、清見寺(せいけんじ)へ。まずはご丁寧にもご住職と役員方がお出迎えの中、記念撮影を行ないました。
詳しい歴史はわかりませんが、清見寺は朝日寺第六世住職の法洞上人の入寂寺だそうで(清見寺に墓も過去帳も有り・朝日寺に位牌有り)、法洞師の特別供養法要を行ないました。




残念ながら、羽は広げてくれませんでしたが、最後に孔雀園へ寄りました。
その後は、道の駅などで適当に時間をつぶしつつ、帰りのフェリーを待ち、19時ごろ解散。各自帰路へとつきました。



それにしても今回は天候にも恵まれ、タイミングよく素晴らしい紅葉を楽しむことができました。良い紅葉のための条件は『?夏が暑かった ?夏にほどほどの雨が降った ?秋は一気に冷え込む』の3つらしく、今年は全てこれらを満たしており、なおかつ天気にも恵まれました。
お参りも観光もみなさん十分に堪能できたと思います。ではまた次回お会いしましょう!




2008年11月20日



『お稚児さん募集の件』と『お経CD完成』のお知らせ

第1次募集を10月末までとしておりました、来年4月19日(日)の土砂加持法会における、稚児行列のお申し込みですが、10月末時点で瀬戸内市内外(遠くは東京都など県外からも!)より106名のお申し込みを頂きました。たくさんのお申し込み本当にありがとうございます。
受け入れ体制に幾分の余裕がありますので、まだ参加したい方がいらっしゃいましたら早めにお申し込み下さい。詳しくはこちらをご覧下さい。これを2次募集と致します。

お申し込み頂いた方へ、今後のお知らせですが…、
?来年1月中旬ごろ(予定)にお稚児さんの衣装のサイズ等を記入する用紙と参加料の振込み用紙を各保護者あてに送付する。
?記入した用紙を朝日寺あてに返信+参加料を納入頂く。(2月中旬期限予定)
?3月上旬(予定)に当日の集合時間・集合場所等の詳しい行事のご案内を送付する。


ということで一応予定しております。今しばらくお待ち下さい。
行事の内容や催し物等はただいま企画検討中です。我々を含めて朝日寺の役員さん方などスタッフ一丸、必ずみなさんに楽しめて思い出に残る行事にできるよう頑張ります。

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そして先日お知らせしたお経のCD・テープの件ですが、とりあえず先日完成いたしました。これがあれば、いつでもみなさんのご家庭で法要一式を体感することができ、拝むことができます。(前讃・理趣経・後讃・おかんき、計約45分。)
これを試作品として朝日寺客殿仏間に置いておりますので、朝日寺にお参りの際はご自由にお持ち帰り下さい。また、家庭での法事の際には常に数枚携帯して参ります。
とにかく少しでも皆さんにお経に触れる機会を増やして頂き、先祖供養等の一助にして頂けましたなら是幸いでございます。(メールでご連絡下されば郵送賜わります。)

【追伸】
おかんきのCDがなかなか市販にないためか、意外と反響があり、ありがたく思っております。
欲しい方は無料で差し上げますので、直接朝日寺にお越し下さるか、郵送希望のメールを下さい。

2008年11月1日



お経CD&テープ作成計画中!


「お経のテープが欲しい!」という声がよくあり、その度にダビングしたおかんきのテープを用意してきましたが、 この度、もっともっと皆さんにお経に触れて頂く機会を増やそうと考え、朝日寺オリジナルのCDとテープを製作すべく、お経の収録を本日行ないました。
【写真:収録の様子】
おかんきだけでなく、理趣経・前讃・後讃も収録しており、今年中にはCDとテープを量産する予定です。
【追伸】
10月も下旬に入り、お稚児さんの申し込みを続々と頂いております。特に今月末は受付け確認の返事が遅れる場合もあるかと思いますが、ご了承願います。
また、お申し込み頂いた方あてへの情報(行事内容の企画・立案など)も11月以降ホームページ上で発信して参りますので、よろしくお願いします。

2008年10月23日



米初穂(こめばつお)

秋も深まり、朝日寺周辺のたんぼにも黄金色に実った稲がきれいに生えそろっています。この3連休は稲刈りのピークといったところでしょうか。

昔のように人の手で少しずつ刈り取るのではなく、今は大型の機械を使うので1枚の田んぼの稲刈りに掛かる時間は昔に比べればほんのわずかです。しかし、この稲刈りまでにかかるお百姓さんへの苦労は大変なものであります。稲が実るまでに長い時間と手間がかかることに、今も昔も変わりはありません。 今年は大きな台風は来なかった一方で水不足が心配されましたが、豊作のようです。無事収穫を迎えられたのは天地の恵みあってのことですし、農家の方もホッとされていることでしょう。



朝日寺では昔より、農家の方が稲刈り後、志のお米を寺に奉納し、それに対してまた来年の五穀豊穣・家内安全などのために【右の写真】のようなお札を手渡してきました。これを「米初穂」と言います。この習慣は今でも玉津地区内で残っており、この時期になるとお札を持って玉津地区内の各檀家さん宅を回っております。


農家である方もそれ以外の方も、日本人の主食であるお米が今年も無事に収穫されていることにつくづく感謝しなければいけませんね。

2008年10月11日



秋のお彼岸にあたって

到彼岸〜浄土はどこ?〜

【「高野山 生かせいのち」より拝借】


「地獄・極楽はどこにあるのですか?」(←余談ですが『天国⇔地獄』というのはキリスト教の考え方であり、仏教では『極楽⇔地獄』と表現します。)
これ、よくある質問です。「あの世はある」という人もいれば、「それは作り話だ」と一蹴する人もいます。地獄・極楽の存在はこんな2つの考え方があって結論は出ていません。お釈迦さまも「ある」とも「ない」とも明言されていません。

あの世の存在にまつわるお話に『阿含経(あごんぎょう)』の「毒矢の譬(たと)え」というものがあります。
ある時、お釈迦さまは弟子の1人から「宇宙は有限か無限か、死後の魂はあるかないかを知りたい。それがすごく大きな悩みになっているのです。あるのかないのかを教えて下さい。」と懇願されます。
それに答えたお釈迦さまは「ここに矢で射られた人が苦しんでいます。そのと きあなたは、毒矢がどんな矢で、何で作られ、射ったのはどんな男で、どんな身分で、どんな風にして射って、そして矢がどんな角度からどのように刺さっ たのかを詮索しますか? まずは苦しんでいる目の前の人に刺さった矢を抜くのではありませんか? 一番大切なことは、矢の出所を知ることなどではなく、矢を抜き、痛みを取ることなのではありませんか?」と諭されたそうです。

これは、死後の世界の有無は、自分が実際に死んで体験してみるまで絶対的な ことは言えないものであり、大切なことは、分かりようもないことに思い悩む ことではなく、いま目の前にある苦しみをどう乗り越えるか、目の前に痛みを抱えた人をどう癒すのか、ということなのです。
つまり、「10年後自分はリストラされて路頭に迷っていないだろうか?」と心配して落ち込んだり、「最近子どもの凶悪犯罪が増えている。わが子の将来は大 丈夫かしら?」と深く思い悩んだりするよりも、今日という時間をどう過ごすか、何を大切に生きるのかを考えて生活することが大事なのではないか?ということです。

到彼岸とは、迷いを生じている苦悩のこころを一旦は、仏さまやお大師さまの誓願(みこころ)に合わせて、「いま、私の心が清らかな仏のこころになりきる こと」であります。そのことを密教では「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」と言います。また、到彼岸をつづけることにより「仏になりきって、未来を永遠に生きる」という素晴らしい生き方をされる人達が住む浄土の世界を「密厳国土(みつごんこくど)」といいます。
「お彼岸」は、迷いを喩えたこちらの岸(此岸:しがん)から悟りの浄土を示す彼の岸(彼岸)に思いを馳せる絶好の機会と言えるでしょう。

南無大師遍照金剛  合掌
【「高野山 生かせいのち」より拝借】




近年の異常気象で残暑厳しい今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。少しは朝晩と過ごしやすい涼しさになってまいりました。
文中にあるように彼岸とは、此岸(しがん:こちらの岸=この世)に対して「向こう側の岸=あの世=極楽浄土」のことを指しています。
では、なぜ季節の中で春秋のお彼岸があるのかと言いますと…「地獄のような暑さを乗り越えて、極楽浄土のような涼しい秋を迎える。」また、「地獄のよう な寒い冬を乗り越えて、極楽浄土のような暖かい春を迎える。」このように1年の中で最も過ごしやすい時期を彼岸(=極楽浄土)になぞらえ、この時期に彼岸へ先立ったご先祖を偲ぼうという、日本仏教独特の習慣です。
お話にもあったように、死後の世界がどんなものであるのかは、体験した人に しか分かり得ないことです。短いこのいい季節、お彼岸を過ごせることを、ご先祖に感謝し、みなさん有意義な時間をそれぞれお過ごし下さい。

合掌
2008年9月18日
庄田山朝日寺



11月20日(木) 日帰り寺めぐりツアーのご案内

今年は4月に5年ぶりの高野山団参を行ないましたが、
今年も秋恒例の日帰り寺めぐりツアーを行ないます。

今回は11月20日に「小豆島を訪ねる旅」を企画しております。
どなたでもご参加頂けますので、ぜひぜひ皆様のお誘い合わせの上、ご参加下さい。

概要

期日:平成20年11月20日(木)【雨天決行・日帰り】
出発:朝日寺を午前7時半
   (邑久町内の主要箇所はバスで巡回します。配車の都合により具体的な
        乗車場所・時刻は申込者に後日連絡致します。邑久町外の方につきま
        しては、基本的に直接朝日寺まで来て頂くこととなります。)
費用:7000円 (交通費・昼食代・旅行傷害保険代を含む)
期限:まだまだ座席に余裕がありますので、前日までお
   申し込み受付けます。
募集人数:バス2台予定。定員になり次第、締め切ります。
     人数が集まらない場合は中止することもあります。
訪問先:西光寺…小豆島霊場58番札所。三重塔が有名。
    寒霞渓…紅葉の名所。頂上での昼食を予定しています。
    銚子渓…紅葉の名所。
    清見寺…小豆島霊場21番札所。朝日寺第6世法洞師の入寂寺。
    孔雀園…3000羽以上の孔雀が放し飼いにされている。
                                など
                   以上18時半ごろ朝日寺帰着予定

お問い合わせは朝日寺
メール chonichiji@minos.ocn.ne.jp または
電話 0869−25−0739   まで。

2008年9月5日
庄田山朝日寺


お稚児さん大募集!【2009年4月19日(日)】

仮申し込み受付開始!

土砂加持法会 朝日寺では来年4月19日(日)、
8年ぶりに土砂加持法会(どしゃかじほうえ)を行ないます。 稚児行列を行なう予定です。 そこで、1歳児〜小学校高学年ぐらいまでのお稚児さんを大募集します。
檀家であるなしは一切問いません。

詳細はこちらをご覧下さい。
盛大で賑やかな行事となるよう、一人でも多くのお稚児さんの参加申込みをお待ちしております。


2008年8月吉日
庄田山朝日寺



お盆を終えて

今年も棚経が終わり、恒例の水まつりが行なわれました。住職の法話の後、御詠歌の奉納・お勤めに続いて、たくさんのちょうちんが吊られた境内で無事ご先祖の霊をみんなでお送りしました。みなさんそれぞれのお盆を過ごされたことと思います。まだまだ残暑が厳しそうですが、暑い夏を乗り切って元気に秋のお彼岸を迎えましょう。


さて、この1〜2ヶ月の間の朝日寺に修復・変更点がいくつもありますので皆様にご報告・ご紹介致します。




1.鎮守堂の石段を新調しました。手すり付きの新しい大きな石段で、快適且つ安全にお参りできるようになりました。
【坂本石材(株)様製作】





2.駐車場新設に伴ない、お砂ふみ霊場の看板を新調しました。
【ナカノカンバン様製作】


3.駐車場の新設は先日ご報告の通りです。普段で20台ほど、詰めて50〜60台の駐車が出来るようになりました。
【長寿建設(有)様建設】






4.客殿の広間の東側に大きな「般若心経」の写経・写仏の額を掲げています。
【松下隆様(邑久町福元)謹写】


5.庭園の石灯籠を新調しました。
【坂本石材(株)様製作】








6.今までのものより一回り文字の大きなおかんき(御仏前勤行法則)を作成しました。大変好評です。欲しい方はご一報を!
【誠照院潤水英賢居士(故・川野英輔氏)菩提の為、川野茂生様がご寄進下さいました。】



7.錆と劣化が進んでいた、鐘楼堂のご芳名銅板(昭和49年製作)を専門業者に磨いていただき、寄付者の名前がはっきり見えるようになりました。
【(有)山陽プレート様により】





8.裏山へ登る石段の一部に手すりを取り付けました。
【岡熔接所様製作】



筆末ですが、水まつりのために炎天下での準備・夜遅くまでの後片付けをお手伝い頂いた役員の方々には重ね重ねお礼申し上げます。(写真:準備の様子)【合掌】

2008年8月15日



ポータブルチャーチ〜棚経にあたって〜

梅雨もあがり、猛暑の続く今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

とあるクリスチャンの西洋人が日本の家庭にあがった時、「なんて恵まれてるんだ!日本の家にはポータブルチャーチがあるではないか!」と驚いたそうです。 熱心なキリスト教徒は先祖を礼拝するため、頻繁に教会を訪れます。
しかし、日本の仏教にはポータブルチャーチ(つまりお仏壇のこと)が各家庭にあり、いつでも先祖を拝むことが出来ます。そしてお寺では本尊様がみんなを見守ってくれています。ただ、この便利さに慣れきってしまっているのも日本人の事実かもしれません。このクリスチャンの驚いた、恵まれた環境に今一度立ち返って感謝すべきではないでしょうか。

恒例の棚経として明日(31日)より8月14日(木)まで、そんなポータブルチャーチ(お仏壇)を拝みに各檀家様の家庭にお参りします。お邪魔する家庭の方にはよろしくお願いします。どうしても都合の悪い方や、遠方にお住まいでお邪魔できない方には、この場を借りてお気持ちだけでもお届けしたいと存じます。
くれぐれもみなさん時節柄ご自愛下さい。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛
願以此功徳 普及於一切 我等与衆生 皆共成仏道    【合掌】

2008年7月30日



恒例のよみあげ開催(7月20日)




今年も朝日寺の伝統行事よみあげ(投げ銭供養)が行なわれました。
今年も暑い中、お参りされた大勢の方々お疲れさまでした。





今年の法話は「心豊かに生きる」と題して荒城賢真僧正にお話しをして頂きました。
たいへん興味深いお話しで、みなさん聞き入っていました。





その後、「♪庄田山朝日寺」「♪追弔和讃」「♪父母感恩和讃」の3つの御詠歌が奉納されました。



僧侶9名によるお勤めの合間にはいよいよ過去帳読み上げられ、今年もたくさんのお賽銭が飛び交いました。



さて、先日待望の新駐車場が完成しましたが、50〜60台の車が駐車され、近隣の混雑は例年より一気に緩和しました。


最後に、いつものことではありますが、駐車の誘導・中の運営等手伝ってくださった方々には厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
来年は7月20日(月・海の日)に開催予定です。

2008年7月20日



7月20日(日)よみあげ(投げ銭供養)のご案内

今年は早くも梅雨が明け暑い日々が続いておりますが、今年も恒例のよみあげが近づいて参りました。
例年よみあげは海の日に行なっておりますが、今年は諸般の事情により7月20日(日)午前9時から開催します。
今年の法話は岡山市・松林寺御住職の荒城賢真僧正に「心豊かに生きる」と題してお話し頂く予定です。
特に初盆を迎えられる方のご家族・ご親族にとられましてはいろいろな思いがあることでしょう。皆様お誘い合わせの上、ぜひお参り下さい。
今年も大勢のお参りをお待ちしております。

行事の詳しい内容はこちらをご覧下さい。

2008年7月11日



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