《6/1追記》
・投げ銭供養は「無観客」にて行います。→詳しくはこちら
・棚経は例年通り行う方向です。(あくまで現時点)
・水まつりは、やり方を変えて開催の方向です。(これも現時点)
以上追記
新型コロナウイルス騒動がまだまだ続けば、既にお知らせの晋山式延期の件以降にも、予定している諸行事の見直しを迫られます。
そこで、現時点(4月5日総代会時点)で検討しております「終息しない場合の行事対応案」をまとめました。
これはあくまで“終息しない場合”にどうするかの計画であり、決定したものではございません。状況が許せば全て予定通り開催致しますので、くれぐれもご注意下さい。
以下、詳しい経緯をご説明致します。(各内容にリンクできます)
・7月12日 投げ銭供養
・7月22日~8月14日 棚経
・8月15日 水まつり
・秋 参拝旅行
【7月12日 投げ銭供養について】
投げ銭供養は、
『初盆のご遺族にとって一度しかない供養の機会』であること。
そして『集団感染の危険』の両方を鑑みると、開催の可否は非常に悩ましい問題です。
例年200~300名の不特定多数の方が来られる、しかも県外から来られるご親族様も見えることを考えますと、もしウイルスが終息していなければ大変危険を伴う場となります。
万が一、ここが感染の場となるなら、それはあってはならないことです。
投げ銭供養は過去にテレビなどでも取り上げられており、檀家外の方にも知られた行事です。
仮にその頃、周囲のイベントが軒並み中止の中で決行した場合、ここでの感染はなくとも、デマや批判、風評被害の的となり、この伝統行事が今後台無しになってしまうこと、さらには朝日寺自体が立場を失ってしまうことを危惧しております。
なので、終息しない中で通常通りに開催することはどうしても難しいのです。
しかし、初盆のご遺族さまのお気持ちは痛いほど分かっているつもりです。
お参りして故人の名前を聞いてお賽銭を投げてこその投げ銭供養。ここに家族揃ってお参りしないと気持ちが晴れない…という檀家さんは多いことでしょう。
その両面を考えた結果出された案は、今年は非公開(つまり無観客)でお勤めをし、過去帳も通常通り読み上げ。ただし、今年お参りしたくても出来なかった方のために来年、2年分の物故者を読み上げ、心置きなくお参りして頂ける場を設ける。というものです。
もし本当にそうなってしまったら断腸の思いになると思いますが、これしか現状思いつく手段はございません。
なお、準備の都合等もありますので、開催の可否は6月初めには致したいと思います。その頃までの終息を願うのみです。
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
【棚経について】
これも“コロナが終息しないならば”のお話です。
1ヶ月近くの間、檀家さん宅を朝から晩まで1軒1軒お参りして、多くの方とお会いして、マスクをつけて勤めるわけにはいかず、手洗いうがいをする時間などとてもなく…、という状態は危険です。
もし途中で感染すれば、後のお参り予定は全て飛んでしまい迷惑を掛けますし、檀家さんに移す危険性も大いにあると考えられます。
だからと言って完全中止にするのは簡単ですが、心苦しいところです。
これを初盆のお宅のみに限定すると、手洗いうがいの時間も確保しながらでも3日~1週間ほどに日程を短縮できるため、お互いの感染リスクは最小限に抑えられること、また迎える檀家さんの心情としてもこれが落としどころではないかと考えております。
【8月15日 水まつりについて】
水まつりは、《第1部=お堂内でのお勤め》と《第2部=外での精霊送り》で構成される行事です。
投げ銭供養の理由と同じく、第1部は厳しいです。
ならば、第2部だけにしては?と思うところですが、その設営は濃厚接触が避けられないものです。
設営を最小限に留めて開催するか、最悪中止とするか、追々動向を見極めることとなります。
【秋の参拝旅行について】
例年10月後半~11月中旬の間に行なっております。
「そんな先のこと分からんじゃろー??」と思われるかもしれませんが、旅行の概要と募集要項は8月がリミットであり、それまでに日にちの選定、バスや食事先の手配、お参り先のお寺さんとの打ち合わせを全て終えておく必要があります。
例年ですと夏までには下準備を終えています。
しかし、今このような状態では準備を進めようにも進められないのです。
なので遅くとも7月の時点で10~11月の終息が見通せないなら、今回はやむなく中止とします。
毎年の参拝旅行を楽しみにしている方もおられますので、状況が許せば時期をずらして行うことも考えています。