8月15日晩、恒例の水まつりを行ない、平成最後のお盆が終わりました。
雨の降る中でしたが、総代さんの協力のもと、外での水まつりを決行。
足元が悪いにも関わらずたくさんの方がお参りされました。
お手伝い頂いた方にも、お参りされた方にもありがとうございました。
さて、クイズ番組か何かで「『帰郷』と『帰省』の意味は違う」ということをご覧になった方はおられますか?
帰郷=ふるさとへ帰ること
帰省=家族の安否確認をすること
とのことです。
もっと深く「帰省」について調べてみますと、もうこの世にはおられなくなった家族、すなわちご先祖様にご挨拶や近況報告をすることも含めての帰省とのことです。
帰省の「省」は「省みる(かえりみる)」と読みますが、ご先祖に向き合うことは自分自身を省みる場であると私は常々思っております。
しかし、「省」を違う読み方でいうと「省く(はぶく)」。
今年も棚経で檀家様の家々をお邪魔しましたが、すごく丁寧に供養されていると感じる方も多くおられる一方で、少々「省く」になってしまっているのでは…!?と思える方も正直チラホラです。(失礼します)
身近な方が亡くなられて何年経っても決して「省く」になってしまわないよう、いつまでも大切にご先祖の供養を続けていってもらいたい、と思った平成30年の夏でした。
【追伸】
棚経にお参りさせて頂いて、 現在の朝日寺の抱えている事情を多くの方にお察しいただき、たくさんの励ましの声を頂いてこちらこそ元気をもらって何とか乗り切ることが出来ました。
本当に本当に感謝申し上げます。
写真はあるお宅の仏壇に置かれていた俳句で、とても嬉しくて撮らせてもらったものです。(慌てて撮ったのであまりうまく撮れていませんが…)